【投資】トレードにおける目標設定に固執するな!
個人投資家こーへーです。
今日のタイトルは行動経済学のプロスペクト理論でもよく語られる投資(デイトレード)における目標設定に固執するなという意味です。
普段特にFXでスキャルピングトレードをしている私の経験を踏まえ、みなさんにお届けします。
■目次
・サラリーマンは目標が大事とされている
・トレードでは目標設定が時として邪魔
・勝てるタイミングで勝つことが大事
・まとめ
サラリーマンは目標が大事とされている
サラリーマンは目標設定をして、その目標に対してのプロセスや結果の達成度合いで評価を決めますよね。
会社員の世界ではこの目標設定は正義かのように語られます。
確かに長く会社員をやっていた人は常に目標を持って、その目標を達成するために頑張ることが正義と考えている人が多い印象ですね。
でも、この目標設定は時として邪魔な存在となるものです。
トレードでは目標設定が時として邪魔
トレードの世界では、実は目標設定は要りません。
よく行動経済学ではタクシー運転手が例にあがりますので、ここではタクシー運転手を例にしましょう。
あなたは歩いてすぐ近くの駅に行くときにタクシーを使いますか?
晴れてる日はタクシーは使わないですよね。
でも大雨や嵐の日に、大事な物を持っていたりした場合はタクシーの利用も考えますよね?
そう、タクシーの運転手にとって、雨や嵐の日こそ稼ぎ時なのです。
しかし、タクシー運転手は常に売上の目標設定をしており、晴れの日でも雨の日でも同じ金額を稼ぐために働くのです。
でも、晴れの日に働くより雨の日のほうが効率よく稼げませんか?
このように多くのタクシー運転手は不可解な行動として、不利な地合いでも仕事をしていることも往々にしてあります。
実は、これはトレードも同じです。
毎日目標設定した金額を稼ぐためにトレードをしたとしたら、相場はタイミングによって変動しますよね。
つまり、目標設定のために不利な地合いでエントリーして損をする機会が増えることにもなります。
トレードというのは有利な地合いで勝ち逃げすることが、結果的に目標達成にとって効率的と言えます。
これは人生全てに言えますね。
勝てるところで勝つ!
勝てるタイミングで勝つことが大事
先にも述べましたが、トレードに限らずに人生では得意分野で勝つことが大事です。
だから、勝てないところでは勝負しない。
そして、勝てると確信してエントリーして、外れたら即損切りして方向転換する。
これだけで大きくリスクリワードレシオが上がると言えます。
まとめ
人生に目標設定は大事です。
しかし、先にも述べた通り必ずしも目標に固執することはよくありません。
もし、目標を設定してその目標に向けて突き進んでいて、障害が発生した場合は無理に目標追求はやめましょう。
目標があなたの足枷となり、不利な地合いでの戦いを強いられます。
このことを意識するだけで、有利な人生を歩むことができるでしょう。
個人投資家こーへー